創業1971年、今年で54年です。
美味しいものが大好きだった父。
体の弱かった母。
子供に恵まれなかった両親が、そば屋でもやりながらゆっくり老後を過ごそうと強清水に店を構えました。
強清水の空気が良かったのでしょう。
私と妹が生まれて、両親は驚いたと言っていました。
絶対的な存在の父が10年前に突然他界し、残された母と二人で何とか頑張っていました。
そんな時主人と出会い、今の千本蕎麦のかたちになりました。
理由は様々ごさいますが、
建物の老朽化、設備の劣化、そして輪を掛けるように昨今の物価、仕入れ値、燃料費の高騰、人出不足、私自身の病気と、ここ2〜3年は何度も辞めようか、、と何度と話し合ってきました。
年齢的に次のことができるチャンスだと思い、閉店を決意いたしました。
長年に渡り、たくさんのお客様にご愛顧いただき、千本蕎麦を支え、盛り上げてくださいました。本当に本当に心から感謝の気持ちを申し上げます。ありがとうございました。
強清水千本蕎麦 馬場直文・千枝子