図景・安積・久留米エリアのトレーニングジム 郡山市　ボクシングジム

最近のボクシングメンバーの改善点について。

Sさん

１・Bジャブ・殺気なしパンチの使い所が抜群です☆

２・遠い距離での一瞬のピク付き＆カウンターへの反応もOK！

改善点

加点されるところはほぼ決まっていて→Sさんがジリジリ詰めて、掛け合いになった際に上記の２のピク付きの動きが大きくなったところをヤッチが見逃さず加点→ほぼこの流れなので掛け合いや接近戦は落ち着いてドンと見極めればいけばOK☆

最近出来つつあるのでもう一息です！


Kさん

１・１ヶ月の休みだったけども、ココ数回で０－０も増えた要因としてミットでやったことを忠実に実践していることがあげられます。

２・恐怖を感じさせるパンチも効果的

改善点

Kさんも加点されるところはほぼ決まっていて→熱くなると場面ごとに忠実に実践していたことから「冷静さ」を見失い→「要所要所で出す」のではなく「場面関係なしの一辺倒」になるところ。

技術をメンタルに左右されるのではなく、技術をメンタルで使いこなせるようになればOK！


ヤッチ

１・前回の指摘の「今のはダメだったパンチ」はほぼ修正出来たかな？

２・凪の状態ではアホジャッジは負けにするならば？攻めているように見せつつ→実はディフェンス動作で安全に攻めたり、攻めてるように見せるだけだったりは、ほぼイメージ通りです。

改善点

攻めているように見えるOR見せる→パラでは出来るが故に！攻め続けてしまう→もう少し流して→自分の意志で敢えて０－０のラウンドを作るこどでペース配分の意識が欲しい。

もう１つ、オーソドックスをやる際にサウスポーと比べると正面を向き過ぎて２０㎝くらい距離が近い→ミットを持っていてもオーソドックスのときはボディの見え方がサウスポー時とは大違いで打ちどころが沢山あると感じます。

この原因＝オーソドックス時はサウスポー時に比べて→足が左右に開き正面を向きやすいスタンスになっている→下にある足が前後ではなく左右だと→上にある肩も左右が揃ってしまい→本来後ろに有るはずの右肩が前に来てしまいます。

この本来後ろに有るはずの肩と足の分の２０㎝がそのまま見た目の距離の近さに直結しています。

昨日、サウスポーで加点はされずとも危なかった場面が２回あり→オーソドックスで距離が近くなる→サウスポーに戻したけども距離はオーソドックスの感覚のままだったところだったぞーい～

距離が離れている時はオーソドックスでもしっかりと前後に足を開けていますので、しっかりとやり難さを克服していけば凄いことになると思われます。

もし、ヤッチと戦う相手側トレーナーだったら、ボクシングで敵わないとしても、こう指示を出します→「サウスポーのときは挑発されてもフェイントされても離れてガードだけしてればOK！でもオーソドックスに変わった瞬間と手の届く範囲に入った瞬間の２つのときだけはストレート系を押し込むように、思い切り胸に打て！顔は避けられるから胸だ！足が左右に揃ってるなら押せば倒れやすいし倒れればダウンになる。顔じゃなくて良いんだから簡単だべ？それ一点集中でいこう！」

弱みを徹底的に突きます。


ジン

１・結構本当に言うこと無いくらい伸びてますｗ機転も利くしごまかしも上手いので、そのままその調子で！

２・強いて言えば、殺気なしパンチと速射砲パンチはしっかりハッキリ使い分けましょう。

改善点

点の取り合いではないという前提が有るけども？速射砲パンチでやりゃ取れたんだけどな～という勿体ない場面が多々あります。

その原因→狙い良し・殺気なしパンチで種蒔きもOKなのに！ただ、殺気なしパンチを打ってから→取りに行ったという場面では高確率で「殺気なしパンチに引っ張られて中途半端なパンチになってる～」

このパターンが多いです。

種まいて水やって→刈り取るときの鎌が錆びとるやないかい！！状態です。

種蒔き水やりは安全を担保するためにやっている訳なので、イザというときにそこを躊躇したり引っ張られていては勿体ないよねと。


Hさんは最近来ていないので、また別の機会に。




さてさて、Hさん以外のヤッチを含むボクシングメンバーは全体的な流れをしっかりと頭に叩き込んで把握するようにしてください。

何故やるのか？？これをしっかりと明確に理解していないと、ただただ見栄えは良くても穴の多い＆使えない見栄えだけを追うだけのエセになります。

どれだけ見栄えが良いボクサーでも、その見栄えさえも死ぬほど練習して作り上げていますし、どんなに凄いボクサーでも「こう来たら大体これ」という型があります。

とは言いつつ、型にハマれと言いたいのじゃなくて、型を持ってないのに何を自由に引き出して動きますの？？という話です。


０・大前提→凪で良い・触らせない・一番簡単なのは遠くにいる・立ち返る場所もココ

１・まずは心理的にも物理的にも来させない→ディフェンス的Bジャブや手伸ばしアッパーやフック

２・来られそうなら、来るなら来い→前重心（詰められてからじゃ遅い）

３・来そうな初動で→カウンターOR恐怖系パンチ→詰められたとき用に回る準備

４・詰めてきたら→後ろ重心でチェックやコラで回る

５・本当に詰められて接近したら→落ち着いてL字をしっかり固めて攻撃を一箇所に絞りプッシュ・くずし・はがし・クリンチで抜けることを考える


※５のここは実はヤッチがメンバーの中で一番練習出来てない部分と思っていましてね？

ヤッチには特に言っておきたいところですが、ヤッチはメンバーのパンチなら詰められたときでも見えているが故にロープやコーナーを背にしながらでもバンバン返します。

応戦→一般会員さんだから怯む→そこを回って抜けれている←この感じです。

一般会員さんだから抜けれてはいるけど？これがプロで倒しに来ていると仮定した場合に安全に抜ける練習なのかというと、私はそうではないと思っています。

例えば、ヤッチＶＳ　Ｈさんの場合。

詰められることは無くなったけども？詰められた時の対処が変わったという訳ではありません。

ドファイターのHさんなんかに詰められると、ヤッチは一気に余裕な動きが無くなり、動きが速くなり、抜けよう抜けようとします。

それが動作に出ると抜けるための必死さに繋がるのですね。

Ｈさんのようなタイプはヤッチがそうなったときの嗅覚が高いので勢い付いて「絶対に逃がさねぇ！チャンス！今だ！」と思うタイプです。

ここが試合で相手が一気に勢い付くパターンです。


私はここをひっくり返したいと思っていましてね？

ヤッチＶＳ誰か　身長高い人と低い人の戦いになるにほぼ決まっています。

Ａパターン→ひっくり返せなかったパターン

・ヤッチを捕まえようとしてきます→捕まえました→相手もチャンスと思い、観客も盛り上がり→ヤッチもヤバイと感じ抜けよう抜けようと余裕な動作が無くなり動作が速くなります→抜けたとしても盛り上がってから抜けてもソレは「逃げられたか！」としか写りません。

Ｂパターン→ひっくり返したパターン

・捕まりました→ヤッチが何事も無かったかのように落ち着いて抜け出し→後ろから追撃までします→観客もジャッジも「ヤッチを捕まえ切れないな。技術に差が有りすぎる」と感じて静まり返ります。応援も「負けるのはわかってるけど最後まで頑張れ」程度の応援になるでしょう。

というわけで・・・

パラで相手が素人だから出来てるに過ぎないという想定はしなされよということです。

ここに関して、仮にヤッチが「いや大丈夫です」と思うならば、私が「中国語のHSK初級の資格を取ったから本場の中国に行っても中国語は話せます！大丈夫です」と言ったら、どう思うのか？という話です。

「いやいや幼児用教科書やったくらいで何言ってますの？見積り甘くね？」ですｗ


ヤッチ的には「返せるから返している」のかも知れませんが、試合ではL字でやってハイガードにした瞬間もありました。

何故ハイガードにしたのか？体が「来る！ヤバイ！」と感じたからでしょう。

試合は８OZで相手は倒すつもりで来ます。パラのように強く打ってはダメではありません。

そこのパワー感や痛みなどの感覚の違いは試合で「いつも通りに動けなかった」という理由に充分なり得ます。

その言い訳を「思った以上にパンチが有った」と許すのか？
その言い訳を「試合になると難しいよね」で済ますのか？
その言い訳を「外国だから緊張した」で済ますのか？

今一度ちゃんと考えましょう。

思い出しましょう。

試合では抜けずに応戦して→ヤッチの方が当てているけども？？

「ロープを背負っているのはヤッチ」という側面しか見られません。

ですから盛り上がるのは相手陣営の応援者たち→そこをジャッジが評価してドローということを客観的に見て理解して欲しい＆外国ならそれが無くなると思うのかどうか？？


そもそもですが、そこまで返せるなら…安全な場所でそれをやれば良いだけです。

ですから、はがし、くずし、プッシュ・クリンチで抜けることが最優先なんです。

・ロープというポジション的に不利な場所
・やっと詰めれたという相手の心理的優位性
・物理的な距離の近さ

この３つのリスクを背負ってやる必要性がまるで無いのですねｗ

そして、抜け出したら０の前提を頭に入れつつ、１・２・３・４・５とコツコツとやっていけば良いのですね。

これが流れです。


半分以上ヤッチに書いてますけども、これは全メンバーにも全く同じことが言えることですので、全部説明できるくらいにインプットしてほしいというか、、、わかってないと始まらないレベルで御座います★