2025.06.20
信じる数字と信じない数字と科学的根拠
科学的トレーニングは大好きです。
仕組みを知った上でやる練習や何にどう効果があると感じながらやる練習の効果は高いからです。
科学的に根拠とは、それがそれである証拠ですから統計的数値です。
検証した結果、何度やっても誰にやっても同じ結果が数値として出れば、数字は嘘をつかないということからそれが根拠ですよと。
ただ、競技をやっているのは感情を持った人間ですから、数字だけを鵜呑みにすれば直ちに良い結果が出ると言えばそうとは限りません。
根拠の通りの数値を叩き出してもイヤイヤやった練習なら、気が滅入り練習をズル休みしてしまうのようなことになれば、根拠の外側の問題が出てくるのでソコはバランスなのです。
そのうえで信じる信じない数字ですが…
例えば、心拍数は絶対に嘘を付けません。
これは信じるべき数字です。
気合いが充実すればするほど本当の疲労度に関係なしにギアを上げてしまいますので、ケガや燃え尽きに繋がります。
逆に、信じなくて良い数字はボクシングで言えば、パンチ力がその筆頭だったりします。
パンチングマシンでは300キロだった強さがあっても信じることはしてはいけないのですよ。
・相手が向かってくれば600キロに出来ます
・↑ただ自分も600貰うリスクはある
・相手が止まってれば300キロで当てれます
・↑相手が止まるなんてない
・相手が少しでも逸らしたなら100キロに減ります
・↑こちらは300で内に言って100なら肩透かしなので危険
・相手に当たらなければ0キロです
↑あしらわれてるだけの話
という訳で、信じなくていいパターンもありますよと。
ここからが本題です…
科学的トレーニングって結構ボクシングでも取り入れられてるのを目にします。
が、やっぱり「やっぱり最後は気持ち」とか言い出して、心拍だったりを完全に無視するのですよ。
科学に対する越権行為みたいなね。
先日も記事にしましたが「試合のピンチってときに、あの時あと少しやっておけばという後悔をしたくないからやる」とか言い出します。
それなら最初から科学的トレーニングじゃなくて良くね?最初から根性でやれやですし、そもそもピンチってときが来ないように心拍数を見て体と相談しながらやっていくんだろの話でしかないのですよ。
なんでコレがわからにという話ですが、例えば、これが病気なら??
血糖値が以上に高いよ!このまま生活しても良い結果にならないよ!の場面で→いやここから敢えてシュークリームを食べる事が大事なんだ!
如何に高い位置で血糖値をキープして、生き続けられるかが勝負なんだ!
もし、命のピンチになったときにシュークリームをもっと食っておけば良かったって思わないようにね!
↑と言っているのと全く同じなので、じゃあ死ぬしかないよね自業自得だね。でしかないよねと。
医師を完全シカトした越権行為なのですよ。
そこが全くわかっていない人がトレーニングをすると科学もクソも無い、イザとなれば根性も出しようもないほどに潰れますのでね。
科学的根拠なんそ関係もない次元で「やった気」だけが独り歩きします。見るも無残ですよ。
そういう部分は間違わないようにしたいものですな。

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