図景・安積・久留米エリアのトレーニングジム 郡山市　ボクシングジム

昨日も後藤さんとボクシング談義をしておりました。

話題は基本。

後藤さんも私もキッズ無双していたコーチですので、これだけで勝てるという話で盛り上がりましてね。


ボクシングの基本にワンツーがあると言われています。

それが基本ならワンツーのワンかツーに頭をズラしながらストレートを打てば勝てるじゃん。

どうせまっすぐしか来ないんだから、ワンなのかツーなのかわからなくても頭をズラしているから、どちらも貰うことはなく安全ですねと。

そう思ってほぼほぼそれだけで勝ってきましてね。


さて…頭をズラすというたった１捻りで突破されるという、それのどこが基本なのでしょうか。

プロテストなどではワンツーがキレイ打てることが合格基準と明記されています。

基本が出来ることで一定の安全を担保する。

基本とはソレさえ出来ればとりあえず見栄えはするけれど、頭１つズラされたら負けるというものに過ぎないのでしょうかと。

ワンツーが教科書通り打てればそれだけで安全が担保されるのかと・

NOなわけです。

最近もあるボクサーが開頭手術を受けましたが、基本が出来ていないと事故が起きるとの理由での上記が根本から間違っているということに何故気づかないのか。

構えの基本・ジャブは基本・ワンツーは基本・フックの基本・アッパーの基本。

色々ありますが、これ全部攻撃なんですね。

構えの基本も最短で打てるから程度です。

ディフェンス意識といっても、ここにガードがあれば避けれなくても腕に当たるから　です。

備えあれば憂いなし的発想ですが、わざわざガードで衝撃を受けてバランスを崩さなくても良くね？と考えれば、それすらも？？？が付くわけです。


敢えてこう書きますが、ボクシング側の人間の目には、ボクシングは打ち合って殴り合う「前提」があり、その前提の中で考えられた安全があります。

ただね、私のような素人的には１発貰って１０秒寝てれば終わるのがボクシングなのに、なんで殴り合う前提なのだろう？？と疑問でしかないのですね。

殴り合う前提の中の安全ってなんですの？って。

１発も貰うなは現実的に無理だろ！！と思うかも知れませんが、これが小学生相手なら出来るわけですね。

それを中学生→高校生→大人→プロみたいにだんだんとレベルを上げても１発も貰わないようにするのが練習ですのでね。

昔のヤッチのようにボクサーかぶれの常識で考えてちゃいけないのです。

パラやエンジョイで０－０で良いと言う理由はそういうことす。


基本から離れて