後藤さんとのやり取りでこんなメールをいただきまして、私は朝から号泣でした。
こんなに嬉しいことあるかな??
昨日の一日は興奮やら嬉しさやら感動やら感謝で落ち着いた今になってブログを書いております。
間違いなく日本一のボクシングコーチの人にこんなことを言われたら、感無量で言葉無し「やってやらぁ」しか出てきませんw
私も色々なコーチを観てきましたが、本当の天才コーチって実は目立たない人だったりするのかもな??もし、神様が居るとしたらこんな姿に化けて試しているのかもな?
と感じるような人なのかも知れないというのが私の実感なのです。
私のコーチ人生は2人の天才コーチによってつくられたと言っても過言ではありません。
1人目は水泳時代のFコーチです。
水泳未経験でめちゃくちゃ厳しいコーチでしたが、遊ぶときは遊ぶ、メリハリを大切にするコーチで皆大好きなFコーチでした。
女性関係は本当にヤバメだけれども?英雄色を好むんだろうと皆が許してしまうくらいの人間性で。。。水泳のことは超一流で足元に及ばないと感じるコーチでした。
後のオリンピックメダリストになる選手の礎となる水泳理論を持っていました。
ヤッチの言う鬼軍曹時代の私は完全にFコーチのコピーだったくらいですw
2人目が後藤さんですが、私もボクシングコーチを何百人も観てきましたが・・・
ミットが上手い人だけど理論が空っぽな人、理論はあるけど個人によって使い分ける柔軟性の無い人などなど、完璧だと思える人は1人も居なかったのですね。
色々な面で頭5つは抜けているのが後藤さんです。
そして、この2人の天才コーチの共通点と違いは?というと??
業界人に嫌われるということです。
天才が故に変人扱いされ、そちらが全てにおいて浅いだけのことであるにも関わらず、理解できないのが大多数であるというだけで正当化されます。
Fコーチも後藤さんも誰も思いつかなかった突拍子もない練習方法などでバシバシ結果を出してしまったり、本当の意味での「選手ファースト」なので、利権や業界の常識がどうであろうと「選手が伸びれば練習方法や常識なんてどうでも良い」というタイプのコーチですが・・・
最先端をいけばいくほどタイムという分かり易い結果に繋がりやすいのが水泳、最先端をいけばいくほど押さえつけられるのがボクシングの採点という違いによって評価されなかったのが後藤さんという感じです。
私の感覚ですが、後藤さんは20年前から今のエンジョイスタイルに行き着いていたので、いわば時代が追い付いていないボクシングだったのです。
ただ、エンジョイメンバー参加者は間違いなくトップクラスのスキルを持ち、冗談抜きでその辺のトッププロボクサーなんか翻弄できるくらいの実力なのですね。
少し話は逸れますが、何故こういう天才かつ有能で稀有なコーチが影の存在になっていることが多いかというと??
私の見解ですが、心がピュアが故に達観してしまうからです。
何事にも通じることだと思いますが、競技を競技だけのものとして見ているうちはバックボーンが薄いので必ず頭打ちをしてしまいます。
各競技を単なる競技としてではなく、人生レベルで見ることが出来るので、利権や汚い心でボクシングや選手を脅かそうとする輩との関わりをとても嫌います。
また、そこに流される選手を見ることも嫌いますし、肝入りの選手がそうなる様を見ていられないからです。
1を観れば10までわかってしまう感覚は確実にあると思うのですよ。
選手とすればチャンスを求めるが故の行動であっても、達観している天才コーチにはそうは写ってはいないと思うのですね。
例えば、チャンスがあり大きなジムやクラブに移っても、世界を取ったりするところだけがメディアに取り上げられたり、脚光を浴びますが・・・
その裏で、大手のやり方に潰された結果、自分の持ち味などが消されてしまい鳴かず飛ばずで終わる選手のほうが多かったりするという実情があります。
分かり易い構図で言えば、野球のドラ1の鳴り物入りで入団した選手がコーチ陣にフォームを改造された結果、輝きを失ってしまうというソレと同じようなことが起きているのですね。
「そのままの自分で居ることさえ出来れば、こんなことになってはいなかっただろう」
天才コーチが故の絶対の自信から曲げることは出来ない信念もありますし、天才コーチが故のピュアさから、そういう姿を見ることに割かなければいけないエネルギーには耐えられないのですよ。
正に「何をやるか?ではなく誰とやるか?」です。
そんな背景と私の見解ですが…
時代が追い付かないばかりに後藤さんのボクシングを絶やすなんてことがあれば、私はもう終わりだと思うのですね。
なんの意味も無い。
ただただ100年前から変わらない練習をして、ただただその枠組みから出てきた突然変異だけが世界に通用しているだけに過ぎない。
それでも何故に突然変異をしたのか?にはフォーカスされず、土台になっているのは100年前から変わらない土台であるからと、また100年前の練習方法に固執する選択をするしかなくなるなんてバカらしいと思います。
後藤さんのエンジョイスタイルは「突然変異を育成することを完璧に体系化したボクシング」です。
そんなボクシングが無くなって良い訳がないのですよ。あとから知っても嘆いても評価しても、その間に芽が出ずに潰された選手が生産されるわけなので遅いんです。
このあたりの話は後藤さんとは話したことがないので想像で書いていますが、後藤さんにはそれがハッキリと見えているはずです。
私が何故にそんな想像が出来るかと言うとエンジョイを3ヶ月しかやっていなくても、ヤッチが伸びる姿がパパパっと見えたのと逆で→これが成されなかった場合のネガティブパターンも同時に見えてしまうからです。
それほど後藤さんは凄いのですよ。
崇高で稀有で高貴で孤高なボクシングに達観しているただ一人の日本一のボクシングコーチから冒頭のメールようなことを言われた私はなんとしても証明してやると燃えておりますが・・・
そういうメンタルじゃダメなんです 笑
エンジョイの凄いところは選手だけにあらず、コーチ側もエンジョイしていれば良いだけという簡単でありシンプルであり奥深くあるけども??全てひっくるめても最終的にはエンジョイしていれば大丈夫!という素晴らしいボクシングなのですよ(*^^)v
PS
最近、私たちに関係ないブログばかり書いてるから読んでないという声が聞こえてきましたが…
自身がされている仕事や物事に置き換えれば何にでも通じることだと思っているので発信しています。
そういう置き換え力というか想像力が無い人は読まなくて良いし、そんなことを書いてる私に直接言ってこれる感覚の持ち主はサイナラです(^^)
自身がされている仕事を私が一言でも「アナタのやってる仕事は俺に関係ないから意味ないと思うよ」と言ったことがあるかね??という想像を周りにしてあげれるようになれですw