2026.06.02

「4人同時にというのはかなり珍しいケース」クマに遭遇してしまったら…専門家に対策を聞く・福島

住宅街でのクマの被害。万が一遭遇した場合、どのような対応するべきなのか専門家に聞きました。

今回の現場を確認した専門家は、市街地に慣れたクマ「アーバンベア」の可能性を指摘しています。

■福島大学 食農学類 望月翔太准教授
「ちょっと前からあのあたりは熊が目撃されていますので、おそらくアーバンベアという形で人に対する警戒心が薄れた熊が入り込んでいったのだと思いますね」

ここ最近大きな社会問題になっている「アーバンベア」。
ただ、今回の被害には稀な点があるといいます。

■福島大学 食農学類 望月翔太准教授
「4人同時にというのはかなり珍しいケース。基本的に熊も人を恐れていますので、1人けがをさせたら、クマもびっくりしてどこかに隠れることがほとんど」

望月准教授はクマが事業所内に入りこんだ後人と遭遇したことでパニック状態になり逃げる間にいた人たちを次々襲ったと見ています。

また、この6月はクマの繁殖期で特に注意が必要だといいます。

■福島大学 食農学類 望月翔太准教授
「食料を求めながらというものもありますし、ちょうど繁殖の時期でもありますので。メスを探しながら入り込んできたのではないかなという風に思います」

では、そのクマから私たちはどのように身を守れば良いのか。

まずはクマの目撃情報の確認です。
近くで目撃情報がある場合、少なくとも1、2週間は警戒を続けて欲しいといいます。

また、自宅から車に乗り込むわずかな時間も注意が必要だそう。

■福島大学 食農学類 望月翔太准教授
「ガラガラガラと開けるタイミングで、聞き耳を立ながら。ガサガサしていないかな大丈夫かなと確認しながら、(望月准教授が手をたたく)手をたたいてあげる」

手を叩いたり、声を出し自分の存在をクマに知らせることが有効とのこと。
万が一、数メートルほどの距離で熊と遭遇した場合は、顔や首を守り、腹ばいになる防御姿勢が良いとのことです。

■福島大学 食農学類 望月翔太准教授
「しっかりと出会わない準備をしてあげて、行動をする。ただ、その時に1人で散歩に行かないとか、複数人で行動をするというのを徹底することが大事ですね」

これからの時期、特に注意が必要なクマ。
事前の備えをしたうえで、万が一遭遇した場合の対応を知ることが命を守ることにつながりそうです。
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