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江戸時代に葛尾の地で巨大な富を築いた松本三九郎一族の邸宅跡

葛尾大尽屋敷跡公園 取材ページ|葛尾村の観光

藤原氏の流れを汲み、信州葛尾城主だったと伝えられる松本勘ヶ由介の孫、松本好倉が初代の松本三九郎と目されますが、生糸や製鉄業などで巨大な富を築き、「葛尾大尽」と呼ばれるようになりました。

最盛期の江戸時代中頃には、近隣の三春藩を始め、相馬藩や棚倉藩に大金を献上すると同時に、多額の金を貸し付け、藩財政の一部に介入し、山林伐採・酒造米買い入れ・塩などの商売の独占権を得ていたと言われています。

およそ200年にわたり栄華を誇りましたが、商売の中心だった製鉄業の不振に伴い、衰退の一途をたどり明治時代に没落。明治4年・明治8年の火災で、豪壮を極めた建物の大半を焼失しました。

屋敷跡として石垣や庭園が残っていましたが、平成18年の発掘調査により、48棟あったと伝えられる蔵の基礎石や、近江八景庭園跡の全体が発見され、葛尾大尽屋敷跡公園として公開されています。
 

ドハマりポイント

ドハマりポイントは、何といっても紅葉の季節!
令和2年に改修工事が終わり、公園も整備したので、紅葉の時期に散策していただければと思います。
また、大尽屋敷跡の公園の中にあるしだれ桜は、葛尾村の天然記念物に指定されています。
園内では四季折々、可憐な花が見られますので、葛尾村の歴史を感じながら、美しい景色をご覧ください。

 
■新型コロナウイルス感染拡大予防対策
・屋外の為、利用定員制限はしておりませんが、十分な人と人との間隔(1m)を設けてご利用ください。
・ゴミは持ち帰ること。
 

INFOインフォメーション

名称 葛尾大尽屋敷跡公園 取材ページ|葛尾村の観光
(カツラオダイジンヤシキアトコウエン)
電話 0240-29-2008
住所 〒979-1601 福島県双葉郡葛尾村葛尾敷井畑109 アクセス
料金 無料
連絡先 葛尾村公民館
休日 冬季閉鎖(期間は決まっておりません)
降雪のある地域の為、積雪があるときは見学できません。
駐車場 25台
公式URL https://www.katsurao.org/
TEL:0240-29-2008
施設紹介者
施設紹介者

松本家本宅略図(明治17年 藤原雅通 作 出展:『松本家画像家譜傳』)

葛尾村の歴史や伝統文化を発信することを目的として、年に一度、能・狂言のイベントなども開催しています。
2021年は、11月3日に開催されました。