株式会社エヌ・ブレーン

ソーラーシェアリング|株式会社エヌ・ブレーン

ソーラーシェアリング Solar sharing



ソーラーシェアリングとは?
ソーラーシェアリングとは、農地に支柱を立て上部に太陽光発電を行う取組です。設置したパネルで日射量を調節でき、農業を営みながら発電できるので農地を有効活用することが出来ます。


ソーラーシェアリングに適した植物
ソーラーシェアリングは農地の上にパネルが並ぶので、太陽の光を多く必要とする植物は向いていません。植物は光飽和点(こうほうわてん)といって、成長に必要な一定以上の太陽の光を浴びても、それ以上は成長しません。だいたい30%位の遮光率があれば大丈夫です。太陽光パネルの下部でも十分に育つ農作物を選定し、きちんとそれに見合った遮光率を開けて設置します。また、認定営農者と障がい者も働いていくことで農福連携が実現します。
 
太陽光発電に向いていない…日光を好む(光飽和点がない)
陽性植物 一日中日照の中で育つ
サトウキビ・トウモロコシ・アワ・ヒエ・トマトなど
 
太陽光発電に向いている…日陰を好む
陰性植物 直接日光がなくても育つ
キャベツ・白菜・レタス・ネギ・ニラ・榊(サカキ)・ミツバ・ミョウガ・インゲン・いちご・きのこ類・ワラビ・茶・わさび・フキ・みかん・ブルーベリー・レモンなど
半陰性植物 半日程度の日照で育つ
イネ・にんじん・ピーマン・えんどう・きゅうり・大根・サツマイモ・サトイモ・かぼちゃ・なす・きゅうり・もも・梨・イチジク・オクラ・ブドウ・アスパラ・ほうれん草・長ネギ・春菊・パセリ・じゃがいも・柿など


ソーラーシェアリングを始めるには
ソーラーを設置するには、農水省から発表された「支柱を立てて営農を継続する太陽光発電設備等についての農地転用許可制度上の取扱いについて」に基づき、農地一時転用の許可申請等が必要になります。また、農地一時転用の許可申請を行うには、事前に太陽光発電事業を開始するための手続(経済産業省の「事業計画認定の申請」及び電力会社との「電力受給契約の申込み」)を行っておく必要があります。